昨夜の宿に着いた時、宿の主人が「少し前はザーっとかなりの雨だった」と言う。 走っていた場所が違うせいで、フロントガラスがポツポツと濡れる程度だったが。
そのせいで、昨日は阿蘇の山々を見ることができなかった。 「ラストチャンス!」と、宿からすぐ近くの「あざみ台」に上がってみる。 結局、阿蘇は見えなかったが、反対側の山並みは見られた。 昨日はこんな近くの山さえ見えなかったのに。 右から2番目が最も高い久住山(1,787m) 牧ノ戸峠を越え、長者原(ちょうじゃばる)へ。 ビジターセンターで丁寧な説明を受けた後、散策コースへ。 1周50分ほど。 係りの人の説明でも「花はねぇ…(もう遅い)」で、タデ原の湿原にも咲き遅れた2~3種類の花のみ。 タデ原を抜けると林の道になる。 樹木の区別がつかないので、一口にドングリと言う外はないミズナラ・クヌギなどが多い。 林を育てるため伐採してしまったので、ブナ等はほとんどないという。 この旅行中、いくつもの橋を渡ってきたが、(関門橋には及ばないかもしれないが)大人気の橋、九重夢吊橋へ。 高さ173m長さ390mは日本一 当初年間2~30万人が目標だったが、10倍の300万人の観光客が入場したという。 九重町は「平成の大合併」の中、「自立のまち」を目指している。 大きな入場料収入がその後押しになっている。 ただし短時間の観光客が多く、いかに滞在型の観光地にしていくかが課題らしい。 確かに、他に観光施設らしきものもなく、私たちも橋を後に曲がりくねった九酔峡の道を、次の目的地に向かった。 慈恩の滝は駐車場も少なく、うっかりすると通り過ぎそうになる。 上段20m、下段10mあわせて30mだが、近づきすぎると下の滝しか見えない。 これより下がると、上を通過する道路の橋が邪魔になる。 滝の裏側を通り一周することができる。 滝の下では岩からしたたり落ちる水のため、ほとんど走り抜けることになる。 今年のように猛暑の夏には「お勧め」の観光ポイント。 今日最後の観光は日田市豆田町 日田は九州の交通の要所にあったらしく、秀吉の時代にも徳川の世になってからも、天領となり栄えた。 町並みの保存が早くから開始されたせいか、(九州の小京都として名高い竹田などより)保存区域がずいぶんと広い。 道幅も広く整然としすぎているような気もするが、「天領」ゆえの豊かさのためかもしれない。
by t_ichib
| 2010-10-14 22:11
| 今日もまた旅の空
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