明日はホテルの朝食も摂らず(お弁当)、帰国のため空港に向かう。 そのため、今日が実質的に旅行の最終日。
最終日も中国の目をみはるような発展ぶりと、8000年という歴史を感じる観光となった。 この日の最初の観光は、森ビル 正式名は「上海環球金融センター」、日本の森ビルの出資による建設。 日本のゼネコンでなく中国の建設会社の手になる。 昨日の写真の栓抜き型のビルがこのビルで、492m101階。 もちろん、展望階に上がるのは有料、私たちが上がったのは最上階より少し下の94階。 最上階へはさらに料金が必要。 それでも、目の前のハイエットホテル、その向こうのテレビ等より高いと言う。 反対側の窓から見下ろす住宅群 赤や青のマッチ箱のように見える可愛らしい建物。 階数を数えてみると、肉眼ではちょっと自信がないが、5~6階はある。 以前は古い雑然とした住宅があったらしいが、取り壊して立て直したと言う。 中国では土地はすべて国のもの、鶴の一声で建物・道路などが建設できる。 上海博物館 一転して太古の世界へ。 上海博物館には4つのフロアがあり、それぞれいろんな時代の展示物があるが、時間はほんの2~3の部屋をピックアップして覗いてみるくらいしかなかった。 最初に入ったのは、少数民族工芸館。 いつごろの時代のものかは分からないが、見たことのある構図。 日本だと仁王さまが天邪鬼を踏みつけている彫刻に当るのだろうか。 上の写真も当時信仰されていた神の面、祭事など使われた。 あるいは飾られた。 信仰と宗教に密接に結びつくものなのだろう。 その後、書画の部屋に続き陶磁器の部屋へ。 壷・皿、その他様々な食器の類、あれもこれも景徳鎮。 青や茶の単色の模様なのに豪華な感触のもの、この皿のようにたくさんの色を使い、花鳥風月が描かれたもの、どれもが景徳鎮。 たぶん何千万?というこれらの陶磁器は目の肥やし、私には量産品でも使いやすいものの方が…。 最後に入ったのは、歴代璽印館という部屋。 怖い顔の、優しい顔の仏さまたち、大きな石の板に何十という仏の顔が刻まれたものなど。 作った人の、その時代の宗教観が現れているようで、興味深く思った。 それでも展示ルームの半分も見ていない。 必要な時間の何十分の一もかけていない。 その後、多倫路文化名人街(魯迅、郭沫若、内山鑑三などが住み文化活動をした)やアートスポット田子坊などを、二つのショップ店めぐりの合間に散策する。
by t_ichib
| 2011-10-31 22:34
| 今日もまた旅の空
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