今年2度目となる北海道へ。 前回は6月にレブンアツモリソウを見ようというものだった。
今回は、サンゴソウを見るのが最大の目的。 あわせて一面のコスモス畑、ひまわり畑も見られるといいなと思いつつ。 中部空港から旭川空港に着き、レンタカーで出発できたのは1時近く、初日は半日足らずなので、旭山動物園に久しぶりに入園することに。 クモザル・カピパラ館 「混合・共生」をテーマに異種の動物を一つの檻で飼育。 オオカミとヒツジとでは、こんなことはできないだろうが、お互いをどんな存在として見ているか、興味深い。 見ている間には、特別にじゃれあったり、ちょっかいをかけている様子もなったが、自然界ではこんな接近・遭遇も珍しくはないのだろう。 カピパラは世界最大のねずみ、泳ぎも得意で足には水かきもついている。 残念ながら見ている間には、その泳ぐ姿は目にできなかった。 というよりは、ず~っと身動きもせず立ちつくしているのみ。 それに比べクモザルは、いっときもじっとしていることなく、動き回る。 2ショットを1枚に収められたのは、これくらい。 (クモザルは小さく...) チンパンジー館 建物内部で見た大人のチンパンジーたちは、ほとんど身動きもせず座っているのみ。 何を考えているのか、その哲学者風の表情には興味を惹かれないこともないが、長く見ているのは飽きてくる。 それに比べガラス張りの通路の上の子供たちは、追いかけっこをしたり、じゃれあったりで、多くの人の足を止める。 右側のお兄さん株は、「ガキどもはしょうがないな」とでもいうように、その動きを追いかけるのみ。 アザラシ館 大水槽から見えない足元を通り抜け、円柱水槽を上下するアザラシ。 円柱が凸レンズの働きで、アザラシを大きく見せ迫力満点。 大水槽の右上から現れ、ゆったりと泳ぎながら右下に消える。 どういう訳か、上側では腹を上に、下側では背を上にして泳ぐ。 「どのアザラシもそうなのだろうか?」と、しばらく大水槽の前で眺め続ける。 アザラシのモグモグタイム ここに来る少し前に、白熊のモグモグタイムがあったが、館内に入る人たちの長い列に並ぶのをあきらめた。 (3連休の真ん中では...) こちらは屋外だったので、何とか隙間に体を入れられた。 水中ではあんなに優雅に泳ぎまわっていたのに、陸上では動きがぎこちない。 飼育員の説明では腕と腹を使って、身をくねらせるようにして不器用に這う。 後ろ足は歩くにはまったく役に立たず、水中で船の舵の役割を果たす。 ペンギン館 アザラシ同様、水中では風を切るように(水?)飛び回るのに、陸上ではなんともぎこちない。 体も小さく、人間で言えばようやく歩き始めた1才児並なのが、ほほえましくかわいらしく感じさせるのかもしれない。 前回だったか、園内を散歩のように行進するのを見た記憶がある。 旭山動物園では、子供の人気ナンバーワンの象がいないのにもかかわらず、こんなに人気が高いのは、動物たちの見せ方に工夫があるからだろう。 小獣舎のタヌキ なかなか動きが素早くすぐ茂みに隠れてしまうので、うまく写真が撮れない。 人間に見られ続けることでストレスを感じてしまう動物のため、「こういう茂みが設けられているのかな?」と思いつつシャッターチャンスを待つ。 旭山では、飼育員の説明ばかりではなく、いろいろな説明が書かれていたりする。 前回来た時の説明で、タヌキと良く似たアライグマとの違いや、アライグマは手先が器用で木登りができ、ペットから野生化したものが鳥の巣を荒らす害獣となっていることを知る。 元々アライグマは日本にいない外来種、今の子供たちは知らないアニメ「あらいぐまラスカル」の人気で、ペットとして飼われたものの予想外の獰猛さに手を焼き、捨てられたものが繁殖した。 そういう動物たちには罪のない行為で、農作物に被害が出ている例も多い。 旭山動物園では、そうしたことへの注意も喚起しているようだ。
by t_ichib
| 2012-09-16 10:02
| 今日もまた旅の空
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