昨夜は既に暗くなっていたため、内部はともかく外観さえ撮ることができなかった仏歯寺に、朝一番にもう一度やってきた。
【仏歯時を正面に】 今から出かけるのは、仏歯時の左に隣接した考古学博物館。 いくつかの展示があるだけの小さな博物館、入館料は無料だが、靴預けのチップのみが必要。 写真の右手には、車道そしてキャンディ湖が広がる。 車道とは書いたが、以前ここで車による自爆テロがあったため、現在は車の進入はできない。 手前からも奥の方からも、ここに入ろうとする人は、手荷物検査場(男女別)でチェックを受けなければならない。 今日の午前中は、【世界遺産:古都キャンディ】市内の町歩き。 【キャンディの町並み】 キャンディはシンハラ人のキャンディ王国(15世紀―19世紀始)の首都。 キャンディに限らず、スリランカはどこへ行っても清潔できれいになっている。 裏通りに入っても、ごみなど落ちていない。 【クィーンズホテル】 このホテルそのものも世界遺産の指定を受けている。 当然のことだが、私たちはこんなホテルに泊まれるはずもない。 が、中に入ることだけなら、とがめられることもない。 【ホテル内の結婚式】 最初に私たちが目にしたのは、昨日見たばかりのキャンディダンス。 「なに?」といぶかる私たちに、結婚式のアトラクションだとガイドが教えてくれる。 やがて花婿が現れ、花嫁も階段を降りてくる。 スリランカでは結婚披露宴は2度あり、花嫁は最初のパーティでは白の衣装、新婚旅行後の2度目のパーティでは赤の衣装を身につける。 【キャンディ市民でにぎわう市場】 さすがにリンゴはないが、「スリランカでは何でも採れる」とガイドが言うようにさまざまな果物が。 ひときわ赤いバナナが目を惹く。 ここの店主は、次々に皮をむき5種類くらいも試食させてくれる。 「悪い」と思いながらも、果物はおみやげにできないので… 【ペーラーデニヤ植物園】 14世紀に王が王妃のために造った庭園が、19世紀にイギリスの手により植物園となる。 世界各地の植物が、スリランカで育てることができるそうで、4000種類という植物のどれだけが外国産なのか。 果実が枝先でなく、太い幹にぶら下がっているのを目にしてびっくり、もっともあんなに大きな実では枝が折れてしまう。 【騙された『この~木…』】 CMでおなじみの木、「残念ながら太い幹が折れて、形が崩れてしまっているけど」とガイドが説明。 妻は「ハワイにあったと思うけど…」と半信半疑だったが、私などはガイドの自信たっぷりの態度にすっかり信じてしまった。 ガイド自身、信じきっていたのかも。 (本物は、ハワイ・マウイ島にあるらしい) 【象の水浴び】 キャンディを離れ、昼食は「象の孤児院」近くのレストラン。 そのレストランの少し川下で、毎日こんな光景が見られるという。 この川と孤児院の間には道路があるので、象が道を渡る間、車はストップということになるんだろうな。 【象の孤児院】 名の通り、親とはぐれた子象や、傷ついた象などを保護している。 今は能力いっぱいまで収容しており、新たな受け入れは難しくなっているという。 長く人間に育てられた象を野生に帰すのは難しく、短期間に治療を終えた象だけが、ここを卒業できる。 昼食後はどんどん山の中へ。 スリランカは紅茶で有名な国だが、茶畑はある程度高地でないと良い紅茶が採れないそうで、その高地にある紅茶工場へ。 紅茶の国なのに、良い茶は外国への輸出に回されるとかで、一般のスリランカ国民が手にできるのは「クズばかり」だと。 レストラン・ホテルなどで出されるのも、少し首を傾げたくなるものだったが、工場で試飲したものは「やはりおいしい」と。 高地、昨日から降り断続的に続く雨のせいで、寒~い。 薄っぺらなフトンしか用意のないスリランカのホテル、日本出発時に着ていたセーターを着て寝ることに。
by t_ichib
| 2013-01-24 10:03
| 今日もまた旅の空
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