チョべ国立公園へ行くには、アフリカ4カ国目となるボツワナに入る。
その道中、あたりはまばらな林が続く。 その木々の中に黒くこげたものもある。 ブッシュ・ファイアといって、油を多く含んだ木が太陽の熱で自然発火するんだそうだ。 その後からは、新たに太陽の光を浴びた若い木々が育つ。 もうこのあたりの林の中でも、さまざまな動物の姿が見える。 チョべ国立公園では見られなかったバブーン(ヒヒ)の姿も。 前にも書いたが、ボツワナではビザ取得は無料。 しかも建物に入る手前で、係員がビザ申請書類(だと思う?)を記入してくれる。 その書類とパスポートを提示して入管を通過。 【チョべ国立公園:ゲームドライブ】 国立公園内にはトイレがないので、ドライブインでトイレ休憩を取った後、いよいよ公園内に入る。 マイクロバスから、四輪駆動車に乗り換える。 添乗員を入れても8名なので、全員が1台に。 2時間ほどの短いドライブだが、最初にチョべ川(ザンベジ川の支流)沿いに。 水辺のほうが、動物が多く見られる。 車のドライバーは、目がいいのかコースを熟知しているのか、時々車を止め、遠くや見分けにくいヤブ陰の動物を教えてくれる。 動きがすばやく警戒心の強い生き物は、教えてもらっても気づく前に隠れてしまうこうとも。 動物(特に鳥など)の名は、日本にいないものなど訳しようがない(添乗員)ので、写真だけ並べる。 聞いたけど忘れたものも多いが。 これも、どうやらサギの仲間らしいことぐらいしか。 空を飛んでいる鳥までは、ドライバーや添乗員の説明は追いつかない。 広げた羽の色がきれいに見えたので。 こちらはワシやタカの仲間? これはホロホロ鳥。 ・・・たぶん。 よく見かけたのはインパラ。 (実はホテルの庭にもいた。) 角がないから、こちらはメス。 イボイノシシは同じくホテルの庭でも見た。 ...というか、それよりずっと前に、車が行きかう町の通りで見かけた。 イボイノシシも近くを車が通り過ぎても平気だし、買い物をしている客もイボイノシシのことを気にもしない。 そういう国なんだ! そして、ドライバーが不意に車を止め、指差す先にフンコロガシ。 別名スカラベ。 日本では見かけない虫なので、その愛らしい姿をしばらく眺める。 ファーブル昆虫記にも登場し、エジプトの王の墓にも描かれる立派な虫なんだと。 アフリカゾウ 添乗員から、「キリンを見るのは難しいが、ゾウなら確実に...」といわれていたのになかなか見つけられなかったゾウにやっと遭遇。 さすが動物園での最大人気者。 この前での滞在時間もかなり長い。 チョべ国立公園の土にはカルシウム分が少なく、そのためこのゾウたちの牙は大きくならないのだとか。 車でのサファリ体験はここまで。 ドライブイン(船着場)で昼食を摂ったあと、今度はチョべ川をボートサファリ。 人数は少なかったが、何とか乗合わせとならず、私たち一行だけのボートサファリとなった。 上流に向かって進む。 左側がチョべ国立公園、右側は何キロにも続く長い中州。 さらに右は隣国ナミビアになる。 今回のサファリではキリンはもちろんのこと、ライオンやヒョウなどの怖い動物にはお目にかかれなかった。 その中で、草食動物であるにもかかわらず、地元のレンジャーが「ライオンより怖い」と恐れるのがカバだという。 のんびりしているようで、走り出すとけっこう早い。 怒らせたら、あの巨体には対抗できそうもない。 とは言っても、親子のカバが並んで草を食べている様子など、ほんわかとしてほほえましい。 もっとも動物園で見るのと同じで、こちらは船でカバは中州のはるか向こう。 安全距離をとってのカメラ撮影だから。 もう一つ怖そうだったのが、ワニ。 ガイドによるとワニに襲われて亡くなるのは、ボツアナでは、年間で1、2名。 意外に少ない。 生活に川の水を利用することの多い対岸のナミビアでは、2、3倍被害が多いとのこと。 カバと同様に離れて見ているから、「ハンドバック何個分?」などと言っていられる。 やや上流の小さいな島の砂地のあたりに、舞い上がったり地面に降りたりしている鳥がいた。 船は、そこでエンジンを止めしばらく動かない。 するとそこに、砂地と区別がつきにくく分かりにくいが、ひな鳥が何羽も顔を出す。 船のエンジン音や他の動物の気配がすれば、ヒナたちは砂の中に隠れてしまうのだろう。 意外に目にしていなかったシマウマをボートサファリの最後になって発見。 サバンナなどのドキュメント映像で、よくライオンの餌食になっているシマウマだが、食べてみても「まずい!」というのが、ケープタウンのガイド、アンジェラさんの意見だったが。 【ベルベット・モンキー】 バブーン(ヒヒ)の姿をチョべ国立公園の中では見かけなかったと書いたが、サルも見なかった。 写真はホテルの庭で見たもの。 庭といっても、ずいぶん広い。 むしろ林の中にホテルがあると言った方が。 このサルはホテルのどこにでもいて、ふと窓の外を見るとベランダに上がってきていたという人もいた。 その夜は、ボマディナー。 昼間に見た動物たちの何種類かは、食材として出されるとか。 写真はそのショータイムのもの。 この後観客たちに太鼓が配られ、教えられながら懸命にリズムに合わせる。 かなり難しいが、時々リズムにうまく合わせられる時もあった。 肝心の食材、ワニの肉は普通に並べられており、気づかないうちに食べていて、まずまずおいしかった。 イボイノシシとホロホロ鳥は、皿に載せてもらったが、たまたま小骨が多いところだったので、口から吐き出してしまい、よく味が分からなかった。 他の人はおいしいと言っていた。
by t_ichib
| 2014-11-13 09:08
| 今日もまた旅の空
|
プロフィール
カテゴリ
以前の記事
その他のジャンル
記事ランキング
|
ファン申請 |
||