12月13日(水)
6時半のモーニングコールに起こされて、窓からホテルの通りを見下ろすと、すでにすごい渋滞が起きている。 北京市内のメインストリートは片側3車線、さらに両側に2車線の側道がついている。 それなのに、時間帯によっては身動きの取れない渋滞に巻き込まれる。 日本にいても、何かと目にする天安門前の広場。 正面には毛沢東の肖像。 文化大革命の時にはいずこもその肖像であふれていたが、今はここだけ。 すでに過去の指導者と言うことなのか。 昨日までの観光地が外国人が多かったのに比べ、ここは中国人の観光客が多いような気がする。 といっても、喋らない限り日本人との違いは分からない。 天安門から歩いてすぐ、世界遺産・故宮(紫禁城)に着く。 写真は南の入り口、午門。 子午線の午と同じで南の意。 天安門から午門、太和殿などが真っ直ぐ南北に並び、ほぼ1Kmに及ぶ。 中央の入り口は、通常は皇帝だけが通る。 もう1人、有名な中国の官吏登用試験・科挙の第1位合格者が通ることを許されたと言う。 故宮の中心的建物、太和殿。 残念ながら、北京オリンピックへ向けてなのかお化粧直しの最中。 全体を目にすることはできない。 左側に武、右に文の官僚が入る建物があり、この広場を埋め尽くして皇帝に拝謁したことだろう。 敷き詰められたレンガは、時代の重みで磨り減っている。 この後には、中和殿、科挙の最終試験が行われた保和殿が並ぶ。 昼食後、今度の旅行の最後の世界遺産・天壇公園へ。 写真はその中心、祈年堂。 歴代の皇帝が五穀豊穣を祈った。 丸い形は天を表し、12本の柱は一年12の月を表しているそうだ。 この公園は祈年堂などを拝観しなければ、安い料金で入場でき、市民が憩うことが出来るようになっている。 夕食後はオプションの中国雑技団のショーを観劇。 往復にそれぞれ1時間強係り、改めて北京の広さ、渋滞を思い知る。
by t_ichib
| 2006-12-16 21:24
| 今日もまた旅の空
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